ブラバン漫画たぁ嬉しいじゃありませんか。ということで購入。
昨今ブラバンは共学校でも圧倒的に女子部員が多いですが、その雰囲気は良く出ていて楽しいデス。全国の男子部員頑張って下さい。それと私も35人でA編に出た経験があるので、ひびこーに親近感がわきました。
何と言っても本作の魅力は活きの良さ!
でー。
吹奏楽蘊蓄マンガじゃなくて「部活コメディたまたま吹奏楽です」なのはわかるんですがー。
このカットは……(;´Д`)。

絵的に迫力あってステキです。かっこいいです。鳴海が栗原先輩すごい!と感じたのがよく伝わってきます。
でもこの叩き方は先輩に叱られます。
未経験者が音楽室のティンパニーを思いっきりイタズラして叩いてるならOKですが……さすがにこれはありえない。
★参考:意外と知られていない打楽器の常識 第3回 ティンパニ大研究・その3
栗原さんのように、肩にひねりが入ったうえに手首と肘が伸びきっていると、打面を「押さえつけ」てしまうはずです。このポーズは演奏と言うより、残り一つになった唐揚をすごい勢いで箸で確保して「とったああっ!」みたいな感じ。
自分が出来なくてティンパニをクビになったもんで、この絵で「上手い」とか表現されると作品の善し悪しより「ふざけんな」と思ってしまいます。逃げも隠れもしません。これはりっぱに逆恨みです、はい。
演奏前の栗原さん。椅子使用かな?このコマはOK。ティンパニに限らず打楽器担当は常に腕をリラックスさせてないとダメです。先輩によく注意されました。懐かしい。
でもこのポーズからさっきのコマを見ると、左「手」だけぎゅんっっと伸ばして打ったようにしか見えません。手が先行したから、肘が伸びて肩が入っちゃって、手首は一切使わない、と。
動きの理屈は完璧ですが……奏法的にはありえねぇ_| ̄|○ il||li。
一つ気になると細かいどうでも良いことが気になってしまって、
地区大会でのライバル校の様子。
この後「そこは女子控え室だった」というギャグなのですが、その前に、地区コンクールでは控え室で出番待ちできるほど裏に入れません。だって高校Aなんでしょ。参加者の人数なめんな。それに裏に入ってから出演までのスケジュールは、事前に主催者から分単位のものが渡されるはずです(北海道はそう)。
と、作品の面白さには関係ないところで気になる部分がちょこちょこでてきて、残念。
「知ったかぶって上から目線で文句言うなやコラァ」でしょうけれど、話の面白さに関係ないところこそ違和感のないようにすべきだと私は思います。例えば学園モノの繋ぎカットで描かれる誰もいない教室とか廊下とか、見逃しても問題ないところで絵が歪んでいたり机の脚がなかったり雑談する生徒の指が6本あったりしたら、そこのイカレ具合が別枠で印象に残ってしまいますよね。
あと「しつけの行き届いた完璧なお嬢様」が、食事シーンで「特に説明も突っ込みもないのにごく自然にバッテン箸」だったら興ざめだし。
楽器を描くのが大変なので……で敬遠されがちな吹奏楽部を、よくぞ取り上げてくれました!ってな気持ちはありますし、少年漫画コメディの勢いとベタさてんこ盛りで楽しい作品です。だからこそ、特に演奏部分の絵を何とかして欲しいです。
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